『Eberswalder』
『Eberswalder』
写真は、「いつ」、「何を」、「どこ」で撮るのかという選択の積み重ねによって生まれる。
では、それらの選択を手放したら何が写るのだろうか。
私は日常の中にあるひとつの交差点に立ち、構図を固定したまま、その場に現れるものを受け入れた。
そしてセルフタイマーによって、シャッターを切る瞬間の決定も手放した。
同じ場所に立ちながら、そこに現れるものは絶えず変化していく。
人、動物、光、影、風、季節。
私たちは同じ世界に生きているようでいて、同じ瞬間を二度と見ることはできない。
この作品は、ひとつの場所に現れては消えていく存在の記録である。
そして同時に、変化し続ける世界そのものを見つめる試みでもある。